ジェットスターの座席選びで迷っている方は多いのではないでしょうか。エアバスA320型機で運航されているジェットスターの座席は、スタンダードシート、アップフロントシート、エクストラ・レッグルームシートの3タイプがあり、それぞれに特徴があります。
座席によって足元の広さや景色の見え方、エンジン音の大きさなど快適性が大きく異なってきます。また、座席指定料金は路線によって490円から1,190円と幅があり、予約のタイミングによっても料金が変わってくるため、賢い選び方を知っておくと便利です。
記事のポイント!
- ジェットスターの座席タイプと、それぞれの特徴について
- おすすめの座席位置と、その選び方のポイント
- 座席指定料金の相場と、お得に予約する方法
- 座席指定をしない場合の注意点について
ジェットスターの座席でおすすめの位置と選び方
- エクストラ・レッグルームシートは足元が20cm以上広い特等席
- 快適に過ごせる座席は1列目か12-13列目の非常口席
- 窓からの景色を楽しむなら1-8列目か24-30列目が最適
- 静かに過ごしたい人は2-8列目の前方席がベスト
- 料金を抑えるなら6-11列目のスタンダードシートがお得
- 座席指定なしだと家族やグループでもバラバラになる可能性あり
エクストラ・レッグルームシートは足元が20cm以上広い特等席
エクストラ・レッグルームシートは、ジェットスターが提供する座席の中で最も快適な座席です。通常のスタンダードシートと比べて足元のスペースが20cm以上広くなっています。
このシートは1列目のA~C席と、12~13列目に配置されています。特に1列目のA~C席は、前に座席がないため足を伸ばすことができる特等席となっています。
ただし、エクストラ・レッグルームシートは全15席しかなく、座席指定料金も他の座席タイプと比べて高めに設定されています。路線にもよりますが、990円から1,420円程度の追加料金が必要です。
また、これらの座席の多くは非常口座席を兼ねているため、15歳以上であることや緊急時の対応ができることなど、いくつかの利用条件があります。荷物は全て上の収納棚に収納する必要があるなど、制約もある点に注意が必要です。
これらの特徴を踏まえると、長時間のフライトや、足元の広さを重視する方に特におすすめの座席といえます。ただし、予算と制約を考慮した上で選択することをお勧めします。
快適に過ごせる座席は1列目か12-13列目の非常口席
快適性を重視するなら、1列目か12-13列目の非常口席がベストな選択肢です。これらの座席は、エクストラ・レッグルームシートとして分類されており、通常の座席よりも足元のスペースが広くなっています。
1列目は機内の最前列に位置し、すぐ前に仕切りがあるため、他の乗客を気にすることなくリラックスできます。特にD、E、F席は、客室乗務員と向かい合う形にならないため、より気楽に過ごせます。
12-13列目は非常口に隣接しているため、足元が広くなっています。ただし、12列目はリクライニングができない仕様となっているため、注意が必要です。13列目は前の席がリクライニングできないため、より快適に過ごすことができます。
これらの座席は人気が高く、早めに予約することをお勧めします。また、非常口座席には年齢制限や健康状態などの条件があり、緊急時には避難誘導の補助をお願いする場合があります。
予算と相談しながら、自分のニーズに合った座席を選択することが重要です。長時間のフライトでは、この追加投資は快適性を大きく向上させる可能性があります。
窓からの景色を楽しむなら1-8列目か24-30列目が最適
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機内からの景色を楽しみたい方には、1-8列目または24-30列目の窓側席(AまたはF席)がおすすめです。これらの座席は主翼より前方または後方に位置しているため、景色を遮るものが少なく、上空からの眺めを存分に楽しむことができます。
特に1、2、5、8、24、27、30列目は、窓の位置が座席と丁度良い位置に合っているため、より快適に外の景色を楽しむことができます。一方で、14-19列目付近は主翼上に位置しているため、景色が制限されます。
窓側席を選ぶ際は、壁にもたれかかることができ、自分だけの空間を確保できるというメリットもあります。ただし、トイレに行く際は通路側の方に席を立っていただく必要があり、少し気を使う場面もあります。
また、窓側席は他の席に比べてやや寒く感じることがあります。長時間のフライトでは上着を用意しておくと良いでしょう。冬季は特に温度差を感じやすいため、防寒対策をお勧めします。
景色を楽しみたい方は、これらの座席の特徴を理解した上で、自分の優先順位に合わせて選択することをお勧めします。特に人気の高い座席なので、早めの予約がおすすめです。
静かに過ごしたい人は2-8列目の前方席がベスト
静かな環境で過ごしたい方には、2-8列目の前方席がおすすめです。この位置はエンジンから離れているため、比較的静かな環境を確保することができます。特に窓側のA席とF席は、通路を通る人の影響も受けにくく、より落ち着いた空間となっています。
前方席は機体の揺れも比較的少なく、安定した飛行を楽しむことができます。また、1列目はCAさんと向かい合う形になるため、2列目以降を選ぶことで、よりリラックスした時間を過ごすことができます。
エンジン音が気になる14-19列目や、後方のトイレに近い28-30列目と比べると、静かな環境で過ごすことができます。また、前方に位置しているため、到着後も早めに降機することができるメリットがあります。
ただし、これらの座席はアップフロントシートに分類される場合が多く、スタンダードシートより料金が高くなります。路線によって700円から1,010円程度の追加料金が必要です。
静かな環境を求める方は、料金と快適性のバランスを考慮しながら、これらの座席を検討してみてください。特に長時間のフライトでは、この投資が価値を発揮する可能性が高いです。
料金を抑えるなら6-11列目のスタンダードシートがお得
予算を抑えながらも、比較的快適に過ごしたい方には、6-11列目のスタンダードシートがおすすめです。これらの座席は最も安価な料金設定となっており、路線によって490円から700円程度で指定することができます。
スタンダードシートでありながら、機体前方よりの位置にあるため、後方の座席と比べて揺れが少なく、エンジン音も比較的静かです。また、前方に位置しているため、到着後の降機もスムーズに行えます。
ただし、11列目はリクライニングができない仕様となっているため、選択時には注意が必要です。また、座席の前後間隔は71cmと、一般的な航空会社の標準的なシートピッチより8cm短くなっています。
身長170cm程度までの方であれば、特に不便を感じることなく過ごすことができます。しかし、180cmを超える方は、少し窮屈に感じる可能性があります。
これらの座席は人気が高く、早めに埋まる傾向にあるため、できるだけ早い段階での予約をお勧めします。コストパフォーマンスの高い座席として、多くの方に選ばれています。
座席指定なしだと家族やグループでもバラバラになる可能性あり
ジェットスターでは、座席指定をしない場合、チェックイン時にランダムで座席が割り当てられます。そのため、家族やグループで申し込んでいても、席がバラバラになってしまう可能性が高くなります。
座席が決まるのは、オンラインチェックインか空港での自動チェックイン機、またはカウンターでのチェックイン時です。早めにチェックインを済ませることで、比較的良い座席を確保できる可能性はありますが、保証はありません。
特に搭乗率が高い便では、真ん中席(BとE席)に配置される可能性が高くなります。真ん中席は左右両隣に人が座るため、座席の狭いジェットスターではより窮屈に感じやすい傾向があります。
座席指定には追加料金が必要ですが、快適に過ごすためには事前に座席を確保しておくことをお勧めします。予約時に指定する場合が最も安価で、空港での指定は割高となります。
家族やグループで利用する場合は、特に座席指定をすることをお勧めします。隣同士の座席を確保することで、より快適な空の旅を楽しむことができます。
ジェットスター座席の基本情報とおすすめの選び方のコツ
- A320型機は全180席で座席幅は45cm
- 座席指定料金は路線によって490円から1,190円
- エクストラ・レッグルームシートは条件付きで利用可能
- 11-12列目はリクライニング不可で要注意
- 座席指定はネット予約時が最安値でおすすめ
- まとめ:ジェットスターの座席は目的に応じて3タイプから選択可能
A320型機は全180席で座席幅は45cm
ジェットスターの国内線で主に使用されているA320型機は、全長37.6m、全高11.8m、最大全幅34.1mの小型機に分類される航空機です。座席数は全180席で、通路を挟んで左右に3列ずつ配置されています。
座席はすべてレザーシートで、座席幅は45cm、前後の座席間隔は平均74cmとなっています。シートポケットは座席上部に配置することで、足元のスペースを確保する工夫がされています。
一般的な大手航空会社のA320型機と比較すると、座席数が多く設定されています。例えばANAの国内線A320は166席で運用されているため、ジェットスターの方が若干座席間隔が狭くなっています。
身長175cmくらいまでの方であれば、比較的快適に過ごすことができます。しかし、180cm以上の方の場合は窮屈に感じる可能性があり、長時間のフライトでは少しストレスを感じるかもしれません。
エコノミークラス症候群予防のため、定期的に姿勢を変えたり、可能な範囲で体を動かしたりすることをお勧めします。また、全ての座席に電源コンセントは設置されていない点にも注意が必要です。
座席指定料金は路線によって490円から1,190円
ジェットスターの座席指定料金は、座席のタイプと路線によって異なります。最も安価なスタンダードシートは490円から810円程度で、比較的人気の高いアップフロントシートは690円から1,010円、最も快適なエクストラ・レッグルームシートは990円から1,420円程度となっています。
料金は路線の距離によって変動する傾向があり、長距離路線ほど高めに設定されています。また、繁忙期は通常期に比べて200円程度高くなることがあります。
運賃プランによっては、座席指定が無料になるケースもあります。「Starter Plus」ではスタンダードシートが、「Starter Flex」ではスタンダードシートとアップフロントシートが、「Starter Flex Plus」では全ての座席タイプが無料で指定可能です。
座席指定は予約時にオプションとして選択できます。ネットでの予約時に指定するのが最も安価で、空港カウンターでの指定は割高になるため注意が必要です。
予約後の座席指定も可能ですが、人気の座席は早めに埋まる傾向にあるため、できるだけ予約時に指定することをお勧めします。
エクストラ・レッグルームシートは条件付きで利用可能
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エクストラ・レッグルームシートの多くは非常口座席となっているため、利用には一定の条件を満たす必要があります。具体的には、15歳以上であること、非常時に乗務員の指示に従って対応できること、健康状態が良好であることなどが条件となっています。
この座席は通常のスタンダードシートと比べて20cm以上足元が広く、ゆったりと過ごすことができます。ただし、非常口席の場合は荷物を足元に置くことができず、全て上部の収納スペースに収納する必要があります。
エクストラ・レッグルームシートは1列目のA~C席と、12~13列目に配置されています。1列目は客室乗務員と向かい合う形になりますが、足元は最も広くなっています。12~13列目は主翼上に位置するため、窓からの景色は制限されます。
また、12列目はリクライニングができない仕様となっているため、長時間のフライトでは注意が必要です。13列目は前の席がリクライニングできないため、比較的快適に過ごすことができます。
これらの座席は全15席と数が限られており、人気も高いため、利用を希望する場合は早めの予約をお勧めします。
11-12列目はリクライニング不可で要注意
ジェットスターのA320型機では、11列目と12列目の座席はリクライニングができない仕様となっています。これは非常口に近い位置にあるための設計上の制約です。長時間のフライトでは、この点を考慮して座席を選択する必要があります。
11列目はスタンダードシートに分類されていますが、後ろが非常口席のため、リクライニングができません。一方で、座席指定料金は通常のスタンダードシートと同じ料金設定となっています。
12列目はエクストラ・レッグルームシートで足元は広いものの、同様にリクライニングができません。ただし、13列目は前の席(12列目)がリクライニングできないため、より快適に過ごすことができます。
これらの座席は、短時間のフライトであれば特に問題なく利用できます。しかし、長時間のフライトや、リクライニングして休息を取りたい場合は、他の座席を選択することをお勧めします。
座席を指定する際は、座席表でリクライニング不可の席を確認し、自身の優先順位に合わせて選択することが重要です。
座席指定はネット予約時が最安値でおすすめ
ジェットスターの座席指定は、予約時にネットで行うのが最も経済的です。空港カウンターでの座席指定は追加手数料が発生し、割高になる傾向があります。
予約はジェットスターの公式ウェブサイトやアプリから行うことができ、座席表を確認しながら希望の座席を選択できます。予約画面では、各座席タイプの料金や特徴が明確に表示されるため、比較検討が容易です。
予約後でも座席指定は可能ですが、人気の座席は早めに埋まってしまう傾向があります。また、チェックイン開始時刻までが座席変更の期限となっているため、余裕を持って手続きを行うことが重要です。
「ちゃっかりPlus」や「Starter Flex」などの運賃プランを利用する場合は、一部の座席タイプが無料で指定できます。頻繁にジェットスターを利用する方は、これらのプランも検討する価値があります。
座席指定の手続きは簡単で、予約時に表示される座席表から希望の席を選択するだけです。空席状況もリアルタイムで確認できるため、スムーズに手続きを進めることができます。
まとめ:ジェットスターの座席は目的に応じて3タイプから選択可能
最後に記事のポイントをまとめます。
- A320型機は全180席で、座席幅45cm、平均座席間隔74cmの仕様
- 座席は「スタンダード」「アップフロント」「エクストラ・レッグルーム」の3タイプから選択可能
- エクストラ・レッグルームシートは足元が20cm以上広く、最も快適
- 座席指定料金は路線により490円から1,420円の範囲で変動
- 1列目と12-13列目は足元の広い非常口座席
- 窓からの景色を楽しむなら1-8列目か24-30列目がベスト
- 静かに過ごすなら2-8列目の前方席を推奨
- 11-12列目はリクライニング不可で注意が必要
- 座席指定はネット予約時が最も安価
- 座席指定なしの場合、グループでも席が離れる可能性あり
- 運賃プランによっては座席指定が無料になるケースあり
- 非常口座席は15歳以上などの条件あり