チャイナエアラインの利用を予定している方の中で、モバイルバッテリーの持ち込みについて不安を感じている方は多いのではないでしょうか。航空会社によって規定が異なることもあり、どのような条件で持ち込めるのか、事前にしっかり確認しておく必要があります。

チャイナエアラインでは、モバイルバッテリーは機内持ち込みのみが許可されており、預け入れは禁止されています。容量は100Wh以下のものが推奨され、1人あたり最大20個まで持ち込むことができます。ただし、機内での使用は推奨されていないため、フライト中は使用を控えることが賢明です。
記事のポイント!
- モバイルバッテリーの持ち込み条件と制限事項
- 預け入れができない理由と対処方法
- 容量制限の具体的な数値と確認方法
- 機内での適切な取り扱い方
チャイナエアラインでモバイルバッテリーを持ち込む際の注意点
- モバイルバッテリーは預け入れ不可で機内持ち込み必須
- 持ち込めるモバイルバッテリーの容量は100Wh以下が推奨
- 機内持ち込みは1人20個まで可能だが事前確認が必要
- ショート防止の対策は必須で収納ケースに入れることが重要
- 機内での使用は推奨されていないため注意が必要
- 発火の危険があるため預け入れは厳禁
モバイルバッテリーは預け入れ不可で機内持ち込み必須
チャイナエアラインでは、モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み手荷物として携帯する必要があります。これは安全性を考慮した重要な規定となっています。
預け入れができない理由は、貨物室での温度や気圧の変化、荷物の衝撃によってモバイルバッテリーが破損するリスクがあるためです。特に気圧の変化は予測が難しく、破損した場合の発火リスクを考慮しての判断です。
機内持ち込みであれば、万が一の異常も早期に発見でき、客室乗務員による適切な対応が可能です。そのため、預け入れ荷物への収納は固く禁止されています。
事前に荷物の仕分けを行い、モバイルバッテリーは必ず手荷物として持ち込むよう準備しましょう。空港での検査でモバイルバッテリーが預け入れ荷物から見つかった場合、取り出して手荷物に移し替える必要があり、チェックインに時間がかかってしまいます。
また、モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れたまま気付かずに預けてしまうと、重大な事故につながる可能性があるため、細心の注意が必要です。
持ち込めるモバイルバッテリーの容量は100Wh以下が推奨
チャイナエアラインでは、容量が100Wh以下のモバイルバッテリーは、航空会社の承認なしで持ち込むことができます。
100Whを超え160Whまでのモバイルバッテリーについては、航空会社の承認を得れば持ち込むことが可能です。ただし、この場合は1人あたり2個までという制限があります。
160Whを超えるモバイルバッテリーは、いかなる場合でも持ち込みができません。これは国際的な安全基準に基づく規定となっています。
ワット時定格量(Wh)の計算方法は、モバイルバッテリーに記載されている電圧(V)と容量(mAh)を使用します。計算式は「容量(mAh)×電圧(V)÷1,000」となります。
一般的な10,000mAhのモバイルバッテリーは、通常の電圧であれば100Wh以下に収まるため、持ち込みに問題はありません。しかし、大容量のものは要注意です。
機内持ち込みは1人20個まで可能だが事前確認が必要

チャイナエアラインでは、100Wh以下のモバイルバッテリーは1人あたり最大20個まで持ち込むことができます。
ただし、多数のモバイルバッテリーを持ち込む場合は、空港でより詳細な確認が必要になる可能性があります。そのため、余裕を持って空港に到着することをお勧めします。
実際の搭乗時には、モバイルバッテリーの容量を確認できる表示や、購入時の説明書などを携帯しておくと、スムーズな手続きが期待できます。
セキュリティチェックでは、モバイルバッテリーの確認のために荷物の中から取り出すように求められる場合があります。スムーズな検査のために、取り出しやすい場所に収納しておきましょう。
また、複数のモバイルバッテリーを持ち込む場合は、それぞれを個別に保護して持ち運ぶことが推奨されます。
ショート防止の対策は必須で収納ケースに入れることが重要
モバイルバッテリーは、適切な保護措置を施して持ち込む必要があります。チャイナエアラインでは、ショート(短絡)防止の対策が求められています。
具体的な保護方法としては、購入時の専用ケースに入れる、モバイルバッテリー専用のポーチを使用する、端子部分を保護するなどの対策が必要です。
金属類と接触することでショートする可能性があるため、キーホルダーや小銭などと一緒に収納することは避けましょう。
バッグの中で電源ボタンが押されてしまう可能性もあるため、電源はオフにしておくことが推奨されます。
また、モバイルバッテリーに傷や膨張がないか、異常な発熱がないかなど、事前に状態を確認しておくことも重要です。
機内での使用は推奨されていないため注意が必要
チャイナエアラインでは、安全なフライトのため、モバイルバッテリーの機内での使用は推奨されていません。
客室の座席には電源ソケットやUSBポートが設置されており、個人用電子機器の充電に利用できます。そのため、可能な限りこれらの設備を利用することが望ましいでしょう。
万が一、モバイルバッテリーに異常が発生した場合は、すぐに客室乗務員に報告する必要があります。
フライト中は機内の設備を利用することで、モバイルバッテリーの使用に伴うリスクを避けることができます。
また、モバイルバッテリーを使用する場合は、周囲の乗客の安全にも配慮が必要です。
発火の危険があるため預け入れは厳禁
チャイナエアラインでは、モバイルバッテリーの預け入れを固く禁止しています。これは発火のリスクを考慮した重要な安全規定です。
貨物室は温度や気圧の変化が大きく、荷物同士の接触による衝撃も考えられます。そのため、モバイルバッテリーが破損するリスクが高くなります。
破損したモバイルバッテリーは発火する可能性があり、貨物室での火災は非常に危険です。早期発見が困難で、大事故につながる可能性があります。
そのため、モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み手荷物として携帯し、預け入れ荷物には絶対に入れないようにしましょう。
事前の荷物チェックを徹底し、安全なフライトを心がけることが重要です。

チャイナエアラインの手荷物規定とモバイルバッテリー
- 機内持ち込み手荷物は7kgまでが上限
- サイズは56×36×23cmまでと規定
- リチウム電池の取り扱いには厳格なルールあり
- 液体物と一緒に持ち込む場合の注意点
- 海外の空港での検査ポイント
- 乗り継ぎ便がある場合の対処法
- まとめ:チャイナエアラインのモバイルバッテリー持ち込みは事前確認が大切
機内持ち込み手荷物は7kgまでが上限
チャイナエアラインの機内持ち込み手荷物の重量制限は、1人あたり7kgまでと定められています。
この制限は、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラスとも同じ規定となっています。重量オーバーの場合は、超過手荷物として預け入れる必要があります。
機内持ち込み手荷物は、1人につき1個まで許可されています。これに加えて、身の回り品を1個持ち込むことができます。
身の回り品には、ハンドバッグ、ノートパソコン、カメラなどが含まれます。これらは座席の下や頭上の収納スペースに収納する必要があります。
また、座席への出入りや通路の通行を妨げないように配慮することが求められています。
サイズは56×36×23cmまでと規定
チャイナエアラインでは、機内持ち込み手荷物のサイズ制限を長さ56cm×幅36cm×高さ23cmまでと定めています。
このサイズには、取っ手やキャスター、サイドポケットなどすべての付属品を含んだ状態での測定となります。
機内持ち込み手荷物は、頭上の荷物入れや座席の下に収納できるサイズである必要があります。収納できない場合は、預け入れ手荷物として扱われます。
航空機の収納スペースには限りがあるため、特にナローボディ機では、規定内のサイズでもさらに厳しく制限される場合があります。
また、手荷物は客室乗務員が力を入れずに収納できる重さと大きさである必要があります。
リチウム電池の取り扱いには厳格なルールあり

チャイナエアラインでは、リチウム電池を内蔵した電子機器について、厳格な規定を設けています。
リチウム電池の容量が100Wh以下のものは制限なく持ち込めますが、100Wh~160Whの場合は、航空会社の承認が必要で、2個までの制限があります。
160Whを超えるリチウム電池は、機内持ち込み、預け入れともに禁止されています。電動車椅子などの医療機器は例外として扱われる場合があります。
リチウム電池は必ず短絡(ショート)防止の措置を施す必要があります。端子部分の保護や専用ケースへの収納が求められます。
また、破損や膨張、異常な発熱がないかなど、事前に状態を確認することも重要です。
液体物と一緒に持ち込む場合の注意点
液体物の持ち込みについては、国際線の基準に従い、1容器あたり100ml以下という制限があります。
これらの液体物は、1リットル以下の透明な密閉可能なプラスチック袋に入れる必要があります。この袋は1人1枚までです。
液体物には、化粧水やローション、ジェル状のもの、エアゾール類も含まれます。これらと一緒にモバイルバッテリーを持ち込む場合は、それぞれの規定を満たす必要があります。
セキュリティチェックでは、液体物の入った透明袋とモバイルバッテリーは別々に取り出して検査を受けることになります。
このため、手荷物の中で取り出しやすい位置に収納しておくと、スムーズな検査につながります。
海外の空港での検査ポイント
海外の空港では、モバイルバッテリーの検査がより厳格に行われる場合があります。
特に容量の表示が不明確な場合や、本体に傷がある場合は、詳細な確認を求められる可能性があります。
セキュリティチェックでは、モバイルバッテリーの容量確認のため、製品の仕様がわかる説明書や外箱の携帯を推奨します。
乗り継ぎがある場合は、それぞれの空港で再度セキュリティチェックを受ける必要があるため、すぐに取り出せるよう準備しておきましょう。
また、国によって独自の規制がある場合もあるため、経由地がある場合は注意が必要です。
乗り継ぎ便がある場合の対処法
乗り継ぎ便を利用する場合、モバイルバッテリーは常に機内持ち込み手荷物として携帯する必要があります。
乗り継ぎ空港では再度セキュリティチェックを受けることになるため、モバイルバッテリーの容量や状態が確認できる資料を用意しておきましょう。
台湾での乗り継ぎ時には、国際線の液体物規制に従う必要があります。モバイルバッテリーと液体物は別々に検査を受けることになります。
長時間の乗り継ぎ待ちがある場合でも、モバイルバッテリーは預け入れることはできません。常に手元に置いておく必要があります。
また、乗り継ぎ先での規定も事前に確認しておくことをお勧めします。

まとめ:チャイナエアラインのモバイルバッテリー持ち込みは事前確認が大切
最後に記事のポイントをまとめます。
- モバイルバッテリーは機内持ち込み必須で預け入れ不可
- 100Wh以下なら20個まで持ち込み可能
- 100Wh~160Whは航空会社の承認が必要で2個まで
- 160Whを超えるものは持ち込み禁止
- 機内持ち込み手荷物は7kgまでが上限
- サイズは56×36×23cmまでと規定
- ショート防止対策は必須要件
- 破損や膨張がないか事前確認が重要
- 乗り継ぎ時も常に手元に携帯が必要
- 機内での使用は推奨されていない
- 容量確認のため説明書等の携帯を推奨
- セキュリティチェックでの取り出しを考慮した収納が重要