エアアジアは、14年連続でワールドベストLCC(格安航空会社)を受賞している実力派の航空会社です。日本からタイやマレーシアへの長距離路線を中心に運航していますが、LCCならではの座席指定料金の仕組みがあり、知っておくと快適な旅が実現できます。
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座席指定料金は場所によって異なり、前方の席で7,000円程度、後方の席で2,000円程度と幅があります。また、予約のタイミングによっても料金が変動するため、賢く選ぶことで快適な空の旅を実現できます。プレミアムフラットベッドやクワイエットゾーンなど、座席タイプも豊富に用意されています。
記事のポイント!
- エアアジアの座席指定料金の相場と予約タイミングによる料金変動
- 座席タイプ別の特徴と快適に過ごすためのおすすめの選び方
- 家族連れや長距離フライトでの座席選びのポイント
- 座席指定料金を抑えるためのお得な予約方法
エアアジアの座席指定と料金の完全ガイド
- 座席指定料金は前方席で7,000円、後方席で2,000円程度
- 座席指定なしの場合は自動で割り当て、隣席保証なし
- 座席指定料金は購入タイミングで3段階の価格設定あり
- 席種は3タイプ、スタンダード/ホット/クワイエットゾーン
- プレミアムフラットベッドは長距離フライトのみ搭載
- Webチェックイン後の座席変更は追加料金が必要
座席指定料金は前方席で7,000円、後方席で2,000円程度
エアアジアの座席指定料金は、座席の位置によって大きく異なります。例えば羽田-クアラルンプール便では、前方のホットシートが7,039円、前方のスタンダードシート(クワイエットエリア)が3,299円、後方のスタンダードシートが1,929円となっています。
窓側・通路側・真ん中での料金差はありません。また料金は路線によって異なり、日本発着便の場合は日本円で表示されますが、現地発着便はその国の通貨で表示されます。
座席指定は航空券購入時のオプションとして選択できます。エアアジアは、チケット購入時に座席指定をすることをおすすめしていますが、実際には後から追加しても料金差はそれほど大きくありません。
座席予約の際は、路線ごとの料金設定を必ず確認することをおすすめします。その日の為替レートによっても料金が変動する場合があります。
WEBサイトやアプリから簡単に座席指定ができ、シートマップを見ながら希望の座席を選択できます。
座席指定なしの場合は自動で割り当て、隣席保証なし
座席指定をしない場合、チェックイン時に自動で座席が割り当てられます。この場合、家族やグループで予約していても必ずしも隣同士の座席が確保されるわけではありません。
Webチェックインは出発14日前から可能で、チェックインすると自動で割り当てられた座席番号を確認できます。この時点で席が気に入らない場合は、有料で座席変更することも可能です。
実際の搭乗では、自動割り当ての場合、後ろの席から順に詰まっていく傾向があります。チェックインのタイミングが早ければ後方の席、遅ければ前方の空いている席に割り当てられる可能性が高くなります。
WEBチェックインのタイミングで割り当てられた席を確認し、必要に応じて座席変更を検討することができます。ただし、変更には追加料金が必要になります。
座席の自動割り当ては、搭乗率が高い場合でも隣が空席になるケースがあり、運次第では快適に過ごせる可能性もあります。
座席指定料金は購入タイミングで3段階の価格設定あり
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エアアジアの座席指定料金は、購入のタイミングによって3段階の価格設定があります。
初回予約時の料金が最も安く、例えばマレーシア国内線の場合、ホットシートは54リンギット(約1,680円)、スタンダードシートは19.2リンギット(約598円)です。
初回予約後に座席指定をする場合は料金が上がり、ホットシートは63リンギット(約1,960円)、スタンダードシートは22リンギット(約685円)になります。
さらに空港カウンターでの座席指定は最も高額で、ホットシートは69リンギット(約2,150円)、スタンダードシートは23リンギット(約716円)となります。
初回予約時に座席指定をすることで、最も経済的に希望の座席を確保できます。このため、座席指定を検討している場合は、航空券予約時に同時に行うことをおすすめします。
席種は3タイプ、スタンダード/ホット/クワイエットゾーン
エアアジアの座席は大きく3つのタイプに分かれています。まず基本となるのがスタンダードシートで、前の座席との距離は約70cm、座席幅は約40~43cmです。
次にホットシートは、航空機の前方の非常口付近に位置し、前の座席との距離が約73cm、座席幅は約40~43cmです。特に1、12、14列目は足元が広くなっており、優先搭乗も可能です。
クワイエットゾーンは10歳未満の子供が着席できない静かなエリアで、特別照明付きの座席となっています。機内食もより早く提供され、電源コンセントが付いている席もあります。
スタンダードシートでもリクライニングは可能ですが、一部の座席(非常口付近の前の座席など)ではリクライニングが制限される場合があります。
選択する際は、フライト時間や同行者の有無、予算などを考慮して最適な座席を選ぶことが重要です。
プレミアムフラットベッドは長距離フライトのみ搭載
プレミアムフラットベッドは、エアアジアの長距離便専用のシートです。前の座席との距離が約149cm、幅は約48cmあり、ほぼフラットな状態まで倒すことができます。
このシートには、40kgまでの受託手荷物無料、機内食1食、優先搭乗、優先手荷物受け取り、専用チェックインカウンター利用などの特典が含まれています。また、掛け布団と枕も提供されます。
標準的なエコノミー席と比べると料金は高くなりますが、長時間のフライトでは快適に過ごせる利点があります。予約時に選択できる席数は限られているため、早めの予約がおすすめです。
プレミアムフラットベッドは、通常の席の2倍以上の料金がかかることもありますが、フライト変更が無制限に無料になるなど、柔軟性の高い特典も付帯しています。
なお、このシートは全ての便で利用できるわけではなく、長距離便のエアバスA330型機材を使用する路線でのみ提供されています。
Webチェックイン後の座席変更は追加料金が必要
Webチェックインは出発14日前から1時間前まで可能ですが、チェックイン後に座席を変更する場合は追加料金が発生します。
チェックイン後の座席変更料金は、予約時の料金より高くなります。また、変更可能な座席は、その時点での空席状況によって制限される場合があります。
変更を検討する場合は、事前にエアアジアのウェブサイトやアプリで空席状況と料金を確認することをおすすめします。特に人気の座席(非常口付近やクワイエットゾーンなど)は、早い段階で埋まってしまう可能性が高いです。
なお、プレミアムフレックスやプレミアムフラットベッドを利用している場合は、座席変更が無料で可能です。ただし、空席がある場合に限ります。
チェックイン後の変更は手続きが煩雑になる可能性もあるため、可能な限り予約時に希望の座席を確保することをおすすめします。
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エアアジアで快適に過ごすための座席選び術
- 長距離便は非常口付近の「ホットシート」がおすすめ
- 機内での過ごし方で選ぶべき最適な座席位置
- 家族連れは予約時の座席指定が必須
- バリューパックで座席指定料金をお得に抑える方法
- プレミアムフレックスで座席指定が無料になるメリット
- 座席指定のベストタイミングは予約時
- まとめ:エアアジアの座席指定料金と快適な旅のポイント
長距離便は非常口付近の「ホットシート」がおすすめ
長距離便で快適に過ごすなら、非常口付近のホットシートが最適です。1、12、14列目は通常のホットシートと比べても足元が広く確保されています。
特に14列目は前の席がリクライニングできない非常口席のため、前方空間をしっかり保ちながら自分はリクライニングできるメリットがあります。一方、12列目はリクライニングができないため、長時間のフライトでは避けた方が無難です。
料金は通常のシートと比べて高めですが、5時間以上のフライトでは快適性を考慮すると検討する価値があります。例えば、羽田-クアラルンプール便では前方ホットシートが7,039円です。
ホットシートは優先搭乗が可能で、早めに機内に入れるメリットもあります。足元が広い分、手荷物の収納スペースも確保しやすいでしょう。
なお、非常口座席は緊急時にCAのサポートが必要となりますが、実際にそのような事態になることは稀です。
機内での過ごし方で選ぶべき最適な座席位置
エアアジアの機材はエアバスA320シリーズとA330の2種類があり、座席配置が異なります。A320は3-3の配列、A330は3-3-3の配列となっています。
長距離フライトではA330が使用され、前方にはプレミアムフラットベッド席が12席設置されています。また、後方には2人掛けのツインシートも用意されています。
静かな環境を求める場合は、クワイエットゾーンの利用がおすすめです。10歳未満の子供は利用できず、機内の照明も工夫されているため、より落ち着いた空間となっています。
機内食を早めに受け取りたい場合も、クワイエットゾーンは有利です。このエリアは優先的に機内食が提供される特典があります。
座席の快適性は、前の座席からの距離(シートピッチ)が重要な要素となります。スタンダードシートは約70cm、ホットシートは約73cmです。
家族連れは予約時の座席指定が必須
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家族で旅行する場合、座席指定をしないと自動割り当てで別々の席になるリスクがあります。特に小さなお子様連れの場合は、必ず予約時に座席指定をすることをおすすめします。
2歳未満の幼児は大人の膝の上に座ることになり、1名の大人につき1名の幼児までとなっています。また、クワイエットゾーンは10歳未満の子供は利用できないため、家族での利用は避ける必要があります。
長距離フライトでは、エアアジアXの機材にバシネット(機内用簡易ベビーベッド)が設置できる座席もあります。ただし、数に限りがあるため早めの予約が必要です。
家族での利用では、トイレの近くの座席も検討に値します。全ての機内トイレにはおむつ替えテーブルが設置されています。
幼児に関しては、機内持ち込み手荷物の割り当てはありませんが、ベビーカーやバギーは無料で預けることができます。
バリューパックで座席指定料金をお得に抑える方法
バリューパックを利用すると、20kgまでの受託手荷物、機内食1食、スタンダードシート内での座席指定が含まれます。通常、これらのオプションを個別に購入するよりも割安になります。
バリューパックは航空券購入時にのみ選択可能で、後から追加することはできません。そのため、荷物や機内食、座席指定が必要な場合は、予約時に検討する必要があります。
このパックを選択すると、スタンダードシート内であれば自由に座席を選べます。ただし、ホットシートやクワイエットゾーンは別途料金が必要です。
バリューパックの料金は路線によって異なりますが、個別にオプションを追加するよりも数百円程度安くなることが多いようです。
なお、バリューパックはタイ、インド、日本を発着または経由するフライスルー路線では利用できない制限があります。
プレミアムフレックスで座席指定が無料になるメリット
プレミアムフレックスを選択すると、バリューパックの特典に加えて、クワイエットゾーンやホットシートまで無料で指定できます。さらに2回まで予約変更が無料になる特典も付いています。
優先搭乗や受託手荷物の優先受け取りなど、プレミアム向けのサービスも利用可能です。長距離フライトや予定変更の可能性がある場合は、検討する価値があります。
料金は通常運賃に追加で1万円程度かかりますが、座席指定料金や変更手数料を考慮すると、トータルでのコストパフォーマンスは悪くありません。
プレミアムフレックスは予約時のみ購入可能で、後から追加することはできません。希望の座席が空いているかどうかを確認してから購入を決めるのがおすすめです。
このサービスは全路線で提供されているわけではないため、予約時に利用可能かどうかの確認が必要です。
座席指定のベストタイミングは予約時
座席指定は航空券予約時が最もお得です。例えば、マレーシア国内線の場合、ホットシートは予約時が54リンギット、予約後が63リンギット、空港では69リンギットと段階的に料金が上がります。
予約後でも出発4時間前までは座席指定が可能ですが、人気の座席は早い段階で埋まってしまう可能性が高いです。特にホットシートやクワイエットゾーンは早めの確保がおすすめです。
Webチェックインは出発14日前から可能で、座席指定をしていない場合は自動で席が割り当てられます。この時点で気に入らない席だった場合は、追加料金を支払って変更することも可能です。
空港でのチェックインカウンターでも座席指定は可能ですが、最も高額な料金設定となります。また、この時点では希望の座席が残っていない可能性も高くなります。
機内での座席変更は基本的に想定されていないため、できるだけ事前に希望の座席を確保することをおすすめします。
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まとめ:エアアジアの座席指定料金と快適な旅のポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 座席指定料金は前方で7,000円程度、後方で2,000円程度と位置によって大きく異なる
- 予約のタイミングで料金が変動し、予約時が最安値
- スタンダード、ホット、クワイエットゾーンの3種類の座席タイプがある
- 長距離便には快適なプレミアムフラットベッドが用意されている
- 座席指定なしの場合は自動割り当てで、グループでも隣席は保証されない
- 家族連れは必ず予約時に座席指定することを推奨
- バリューパックで座席指定と手荷物、機内食をセットで安く確保可能
- プレミアムフレックスで座席指定が無料になり予約変更も可能
- 非常口付近の14列目は足元が広く、リクライニングも可能な快適な席
- Webチェックインは出発14日前から可能で、この時点での座席変更も可能
- 空港での座席指定は最も高額な料金設定となるため避けるべき
- クワイエットゾーンは10歳未満の子供は利用不可だが静かな環境が保証される