オーストラリアへの国際線を運航するジェットスター航空。LCCならではの格安運賃が魅力ですが、基本運賃には機内食が含まれていないため、事前の確認が必要です。実際、多くの方が機内食のサービス内容や予約方法について疑問を持っているようです。
ジェットスター航空の国際線では、事前予約すれば温かい機内食を楽しむことができます。往復便では2回の食事提供があり、予約方法や支払い方法も複数用意されています。この記事では、実際の機内食メニューや料金、予約のコツまで詳しく解説していきます。
記事のポイント!
- ジェットスター国際線の機内食システムと料金体系
- 事前予約と機内購入の違いとメリット・デメリット
- エコノミークラスとビジネスクラスの機内食サービスの違い
- 飲食物の機内持ち込みルールと注意点
ジェットスターの国際線で提供される機内食の全知識
- 基本プランには機内食は含まれず有料オプション
- 事前予約の機内食は往復2回提供で価格3,000円
- エコノミークラスの機内食メニューは和洋から選択可能
- 機内販売の軽食とドリンクは別料金で購入可能
- 機内バウチャー500円分はCAが声掛けしてくれる
- 事前予約の機内食は出発24時間前までに購入が必須
- クレジットカードと現金両方使える支払い方法
基本プランには機内食は含まれず有料オプション
ジェットスター航空は、LCCの特徴として基本運賃には機内食が含まれていません。エコノミークラスでは、機内食はすべて有料オプションとなっています。
基本プランで無料で利用できるのは、エチケット袋やトイレ、フライトマップの閲覧のみです。水分補給のための飲料水については、CAに依頼すれば無料で提供してもらえます。
ただし、エコノミークラスでもStarter PlusやStarter Max、Starter FlexiBizといったオプションセット付きの運賃を選択すると、機内食や機内バウチャーが含まれています。
料金プランによって含まれる内容は異なり、例えばPlus運賃では500円相当の機内バウチャーが付属します。このバウチャーは機内での飲み物や軽食の購入に使用できます。
機内食を確実に楽しみたい場合は、予約時にオプションとして追加するか、オプションセット付きの運賃を選択することをおすすめします。
事前予約の機内食は往復2回提供で価格3,000円
日本発着の国際線では、事前予約すると往復便で2回の食事が提供されます。価格は片道3,000円程度となっています。
1回目の食事は離陸後約1時間で提供され、温かい主菜と付け合わせが用意されます。2回目は到着約1-2時間前に軽めの食事が提供されます。
往路便では、最初にチキンカレーなどの温かい食事が提供され、朝食として軽めのバナナブレッドなどが提供されます。復路便でも同様に2回の食事提供があります。
飲み物については、緑茶、紅茶、コーヒーから選択可能で、食事とセットで提供されます。追加の飲み物は別途購入が必要です。
食事の内容は定期的に変更されるため、実際のメニューはフライト時に確認することをおすすめします。
エコノミークラスの機内食メニューは和洋から選択可能
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エコノミークラスの機内食は、和食と洋食から選択できるメニューが用意されています。
グリルチキンカレー、ハンバーグカレー、焼き野菜カレー、五目野菜焼きそばなどのメニューが提供されています。子供向けのキッズミール・ハンバーグドリアなども選択可能です。
機内食は出発地のケータリング会社が用意しており、日本発の便では日本のケータリング会社による調理となります。味付けも日本人向けに調整されています。
温かい食事は、パッケージを開けた時点でアツアツの状態で提供されます。食べる際は熱さに注意が必要です。
また、短距離の国際線では、キンパといなり寿司、ペンネサラダなどの軽めのメニューも用意されています。
機内販売の軽食とドリンクは別料金で購入可能
機内では、事前予約の機内食とは別に、軽食やドリンクを購入することができます。
バウムクーヘン、アップルパイ、チョコレートマフィンなどのスナック類や、コーヒー、オレンジジュースなどの飲み物が販売されています。
また、機内ではアルコール類も購入可能です。ビールやワインなどが用意されていますが、持ち込みのアルコール類を機内で飲むことはできません。
支払いは、国内線ではクレジットカード(VisaとMastercard)と現金(日本円)が使用可能です。国際線では、クレジットカードのみの対応となっています。
ジェットスターカードを使用すると、機内販売品が10%オフになるサービスもあります。
機内バウチャー500円分はCAが声掛けしてくれる
機内バウチャーが付いている運賃を利用している場合、CAがタブレットで確認して声をかけてくれます。
バウチャーは機内でのドリンクや軽食の購入に使用できます。例えば、チョコレートマフィンと紅茶のセットなどを注文することができます。
バウチャーの使用について、自分からCAを呼ぶ必要はありません。機内食の時間になると、キャスターを押してきて、バウチャー付きの方に使用方法を確認してくれます。
機内販売のメニューは機内誌で確認することができます。ただし、在庫には限りがあるため、希望の商品が売り切れている場合もあります。
出発予定時刻の24時間以内にオプションセットを購入した場合は、食事の代わりに機内バウチャーが提供されます。
事前予約の機内食は出発24時間前までに購入が必須
機内食を確実に楽しみたい場合は、出発24時間前までに予約しておく必要があります。期限を過ぎると予約できません。
予約は航空券購入時、または予約確定後でも可能です。ただし、予約後の追加は航空券予約時より割高になりますので注意が必要です。
温かい食事は、事前予約が必須となっています。機内での当日購入はできないため、食事をとりたい場合は必ず事前に予約しましょう。
予約した機内食はキャンセルができません。変更したい場合は、航空券自体をキャンセルして予約し直す必要があります。
なお、24時間を切って予約した場合は、食事の代わりに機内バウチャーが提供されます。完了
クレジットカードと現金両方使える支払い方法
国内線では、クレジットカード(VisaとMastercard)と現金(日本円)での支払いが可能です。ジェットスターカードを使用すると10%割引になります。
国際線では、クレジットカード(Visa/Mastercard/アメリカン・エキスプレス/JCB)とデビットカード(VisaデビットカードとMastercardデビットカード)が利用可能です。
事前購入の場合は、航空運賃と一緒に支払うことができます。クレジットカード、バウチャー、キャリア決済、ウェルネット決済など、複数の支払い方法から選択できます。
特に長距離国際線では、機内での支払いはクレジットカードのみとなり、現金は使用できませんので注意が必要です。
また、国際線の支払いは、豪ドル建てとなることがありますので、為替レートにも注意が必要です。
ジェットスター国際線の機内食サービスと便利な活用法
- ビジネスクラスは機内食とアルコールが無料で提供
- エコノミーでも飲料水は無料で提供してもらえる
- 機内への飲食物の持ち込みは基本的に可能
- 温かい飲み物は密閉容器のみ持ち込み可能
- 機内で飲むアルコールは機内販売品のみ許可
- まとめ:ジェットスター国際線の機内食は事前予約がベスト
ビジネスクラスは機内食とアルコールが無料で提供
ジェットスター航空のビジネスクラスでは、座席配列がAB-DEF-HJの2席-3席-2席となっており、エコノミークラスより快適な空間が用意されています。
ビジネスクラスの運賃には、機内食やドリンク、アルコール類がすべて含まれています。ビール、ワイン、スパークリングワインなどのアルコール類も無料で楽しむことができます。
長距離国際線では、ファーストミールとセカンドミールの2回の食事が提供されます。コース形式のお食事となっており、朝食では野菜のフリッタータやフェタチーズとほうれん草のオムレツなどが提供されます。
昼食・夕食では、前菜に加えてラムシャンクや鮭のしいたけ焼き、ほうれん草・かぼちゃ・バジルのラビオリなどのメインディッシュ、さらにデザートやパンも用意されています。
なお、日本航空のウェブサイトではプレミアムエコノミー扱いとなっているため、フルサービスキャリアのプレミアムエコノミーと同等のサービスレベルと考えることができます。
エコノミーでも飲料水は無料で提供してもらえる
エコノミークラスでも、水分補給のための飲料水は無料で提供されます。CAに申し出れば、コップに入った水を提供してもらえます。
また、機内のトイレ横には給水機が設置されているため、そこから自由に水を補給することも可能です。空の水筒やペットボトルを持参すれば、こちらで補充することができます。
ペットボトルの水は機内でも購入可能です。ただし、日本円換算で300~400円程度と割高になるため、出国審査後の空港内で購入して持ち込む方が経済的です。
機内では、お茶やコーヒーなどの温かい飲み物も販売されています。事前に機内食を予約している場合は、食事と一緒に緑茶、紅茶、コーヒーから1つ選んで提供されます。
なお、アルコール類は別料金での購入となり、機内で提供されるものに限って飲むことができます。
機内への飲食物の持ち込みは基本的に可能
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ジェットスターでは、基本的に機内への飲食物の持ち込みが許可されています。空港内で購入したお弁当やサンドイッチ、おにぎり、スナック類などを持ち込むことができます。
ただし、オーストラリアは食品の持ち込みが厳しい国のため、到着時に食べ残した食品は入国審査前に処分する必要があります。確実に機内で食べきれる量を持ち込むことをおすすめします。
匂いの強い食べ物や、狭い座席で食べるのが困難な食べ物は避けるなど、他の乗客への配慮も必要です。また、アレルギー対応として、ナッツ類の持ち込みは控えめにすることが望ましいでしょう。
保安検査後の制限エリア内で購入した飲み物は、機内に持ち込むことができます。ただし、アルコール類は機内で開封して飲むことはできません。
食べ物を持ち込む場合は、予め準備しておくと長時間のフライトでも安心です。機内での購入は在庫切れの可能性もあるため、確実に食事をとりたい場合の対策となります。
温かい飲み物は密閉容器のみ持ち込み可能
温かい飲み物の持ち込みには制限があり、紙コップなどの簡易容器での持ち込みは禁止されています。これは離陸時に液体がこぼれて火傷の原因となる可能性があるためです。
ペットボトルなど、しっかりとふたが閉まる容器に入っている飲み物であれば持ち込むことができます。ステンレスボトルやサーモスなどの密閉容器も利用可能です。
保安検査後の免税エリアで購入した飲み物は、密閉容器に入れ替えれば持ち込むことができます。ただし、容器の大きさや液体量には制限があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
機内では、CAが提供する温かい飲み物を注文することもできます。食事と一緒に提供される場合は、コーヒー、紅茶、緑茶から選択可能です。
また、機内で別途購入することもできますが、支払いは国際線ではクレジットカードのみとなりますので注意が必要です。
機内で飲むアルコールは機内販売品のみ許可
機内でのアルコール類の提供については、ビール、ワイン、スパークリングワインなどが用意されています。ただし、持ち込んだアルコール類を機内で飲むことは禁止されています。
機内で提供されるアルコール類は、国内線ではクレジットカード(VisaとMastercard)と現金、国際線ではクレジットカードのみでの支払いとなります。
アルコール類の購入には年齢制限があり、18歳以上であることが必要です。また、過度な飲酒は他の乗客への迷惑となるため、適度な量を心がける必要があります。
ビジネスクラスを利用の場合は、アルコール類も運賃に含まれているため、追加料金なしで楽しむことができます。ただし、機内での提供時間には制限がある場合があります。
なお、免税店で購入したアルコール類は機内で開封することはできず、到着後に受け取ることになります。
まとめ:ジェットスター国際線の機内食は事前予約がベスト
最後に記事のポイントをまとめます。
- 基本運賃には機内食が含まれていない
- 事前予約の機内食は片道3,000円で2回提供
- 飲料水は無料で提供を受けられる
- オプションセット付き運賃には500円分の機内バウチャーが含まれる
- 機内食の予約は出発24時間前までが必須
- 機内での支払いは国際線ではクレジットカードのみ対応
- ビジネスクラスは全ての食事とドリンクが無料
- 飲食物の持ち込みは基本的に可能
- 温かい飲み物は密閉容器での持ち込みが必要
- 持ち込みアルコールは機内での飲用禁止
- 機内食の予約後のキャンセルは不可
- 食べ残しは入国前に処分が必要