韓国旅行の際、大韓航空の預け荷物の制限や超過料金について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。エコノミークラスでは23kgまで1個が無料となっており、これを超えると超過料金が発生します。また、3月からはモバイルバッテリーに関する新しい規制も始まるため、しっかりと確認しておく必要があります。

預け入れ荷物の重量制限を超えた場合、日本発着便では1個目が7万ウォン、2個目以降は1個あたり10万ウォンの超過料金がかかります。ただし、事前にオンラインで決済することも可能で、マイレージでの支払いにも対応しているので、うまく活用すれば費用を抑えることができるでしょう。
記事のポイント!
- 大韓航空の預け荷物の無料許容量と超過料金の具体的な金額
- 超過料金の支払い方法とマイレージでの決済方法
- 2025年3月から変更されるモバイルバッテリーの新規制
- 搭乗クラス別の預け入れ荷物制限の違い
知らないと損する!大韓航空の預け荷物と超過料金の全知識
- エコノミークラスの預け荷物は23kg1個まで無料で可能
- 荷物超過料金は1個目が7万ウォン、2個目以降は10万ウォンが発生
- 超過料金はマイレージでの支払いも可能
- 液体物は預け荷物なら制限なく持ち込み可能
- 3月からモバイルバッテリーの規制が厳格化
- 機内持ち込み手荷物は10kgまでが基本ルール
エコノミークラスの預け荷物は23kg1個まで無料で可能
大韓航空のエコノミークラスでは、3辺の合計が158cm以内で重量が23kgまでの手荷物1個を無料で預けることができます。これは日本発着の国際線における基本的な規定となっています。
特に注意が必要なのは、無料で預けられる荷物が1個までという点です。JALやANAなど他社では2個まで預けられる場合もありますが、大韓航空では1個までとなっているため、荷物が多い場合は事前に対策を考える必要があります。
ただし、ホノルル線に関しては例外的に23kgまでの手荷物を2個まで預けることができます。これは米州路線の特別な規定によるものです。
預け入れ手荷物の大きさについては、3辺の合計が158cmを超えると別途料金が発生します。159cm~203cmの場合は10万ウォン、203cm~292cmの場合は20万ウォンの超過料金が必要になります。
なお、乳幼児や小児の場合は、ベビーカーやカーシートを1台まで無料で預けることができます。これは通常の手荷物枠とは別枠での対応となっています。
荷物超過料金は1個目が7万ウォン、2個目以降は10万ウォンが発生
日本や中国路線の場合、手荷物が規定を超過すると、1個目は7万ウォンの超過料金が発生します。2個目からは1個あたり10万ウォンとなり、料金が高くなるため注意が必要です。
東南アジアや西南アジア路線では、基準を超過した最初の手荷物は10万ウォン、2個目からは1個あたり15万ウォンの超過料金がかかります。路線によって料金が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
重量制限の23kgを超えた場合、24kg~32kgまでは5万ウォン、32kg~45kgまでは10万ウォンの追加料金が必要です。また、45kgを超える荷物は受け付けることができません。
韓国国内線の場合は別途規定があり、エコノミークラスは20kg以内、プレステージクラスは30kg以内となっています。これを超過する場合は、1kgにつき2,000ウォンの追加料金が発生します。
事前に荷物の重量を計測し、必要に応じて荷物を分散させたり、超過料金の支払い準備をしたりすることで、空港でのトラブルを避けることができます。
超過料金はマイレージでの支払いも可能

大韓航空では、手荷物の超過料金をマイレージで支払うことができます。この支払い方法は、出発当日に空港で支払う場合と、事前に決済する場合の両方で利用可能です。
事前決済の場合、大韓航空の国際線航空券を持っている場合に限り、受託手荷物の超過個数について最大3個分まで料金を支払うことができます。この際、本人と家族のマイレージを使用することが可能です。
マイレージでの支払いに必要なポイント数は地域別に異なります。具体的なポイント数については、予約時に確認することができます。事前にマイレージの残高を確認し、必要に応じて追加のマイレージを準備しておくと安心です。
公式サイトにログイン後、予約リスト内の[詳細を見る]から[その他]を選択すると、超過手荷物料金を事前に支払うことができます。この方法を利用すれば、空港での手続きがスムーズになります。
なお、事前決済を利用する場合は、大韓航空の国際線航空券を所持していることが条件となります。また、受託手荷物の超過個数について、最大3個分までの料金支払いが可能となっています。
液体物は預け荷物なら制限なく持ち込み可能
預け入れ手荷物の場合、液体物の量に関する制限はありません。機内持ち込みでは100ml以下という制限がありますが、預け入れ手荷物であれば、容量に関係なく持ち込むことができます。
ただし、アルコール度数が70%を超える酒類は、預け入れ手荷物としても持ち込むことができません。これは安全上の理由による規制です。また、危険物に分類される液体類も同様に持ち込みが禁止されています。
液体物を預け入れ手荷物として運ぶ場合は、容器が破損しないよう適切に梱包することが重要です。特に化粧品やシャンプーなどは、気圧の変化で容器が膨張したり破損したりする可能性があるため、しっかりと保護する必要があります。
液体物の制限は機内持ち込み手荷物にのみ適用され、預け入れ手荷物には適用されません。ただし、危険物に該当する液体類は、いかなる場合でも持ち込みが禁止されています。
なお、韓国で購入した液体物(キムチやヨーグルトなど)を日本に持ち帰る場合も、預け入れ手荷物であれば量の制限なく持ち込むことができます。ただし、食品の持ち込みに関する検疫上の制限には別途注意が必要です。
3月からモバイルバッテリーの規制が厳格化
2025年3月1日から、韓国発の韓国系航空会社の航空機では、モバイルバッテリーの機内充電が禁止され、機内の頭上荷物棚への保管も制限されることになりました。これは安全対策の一環として導入される新しい規制です。
モバイルバッテリーの持ち込みには容量制限があり、100ワット時以下のものは5個まで、100~160ワット時のものは2個までとなっています。160ワット時を超えるものは持ち込みが禁止されています。
持ち込む際は、端子が金属に触れないように絶縁テープを貼るか、保護ポーチやビニール袋に入れて保管する必要があります。また、座席前のポケットに収納するか、手元に置く必要があります。
この規制は大韓航空をはじめ、アシアナ航空、ジンエアー、チェジュ航空、ティーウェイ航空、エアプサン、エアソウル、エアプレミア、イースター航空、エアロKなどの韓国系航空会社に適用されます。
なお、モバイルバッテリーは預け入れ手荷物として預けることはできません。必ず機内持ち込み手荷物として携帯する必要があります。
機内持ち込み手荷物は10kgまでが基本ルール
大韓航空のエコノミークラスでは、機内持ち込み手荷物は合計10kgまでとなっています。これには手荷物1個と身の回り品1個が含まれます。
機内持ち込み手荷物のサイズは、3辺の合計が115cm以内、または各辺がそれぞれ55cm×40cm×20cm以内に収まる必要があります。これはハンドルやキャスターを含めた寸法となります。
身の回り品としては、ノートパソコン、書類かばん、ハンドバッグなどが認められています。これらは前の座席の下に収まる大きさである必要があり、手荷物と合わせて総重量10kg以内に収める必要があります。
共同運航便の場合は、運航航空会社により機内持ち込み手荷物の許容量が異なる場合があります。また、機内持ち込み手荷物が規定に合致していても、機内の収納スペースが不足している場合は、搭乗ゲートで受託手荷物として預けるように要請される可能性があります。
安全で快適な機内環境を維持するため、通路や非常口付近に荷物を置くことは禁止されています。また、簡易ベッドやレッグハンモックなど、他のお客様の迷惑になるような個人用の荷物も機内での使用が制限されています。

大韓航空の預け荷物と超過料金の詳細ガイド
- 預け荷物の大きさは3辺合計158cm以内が基準
- 荷物の事前決済で超過料金の支払いが簡単に
- 国際線の預け荷物基準は搭乗クラスで異なる
- 預け荷物には入れられない禁止品目がある
- 乳幼児や小児の預け荷物は無料枠が追加
- プレステージクラスは無料で32kgまで2個OK
- まとめ:大韓航空の預け荷物超過料金は事前確認がカギ
預け荷物の大きさは3辺合計158cm以内が基準
大韓航空の預け入れ荷物は、縦・横・高さの3辺の合計が158cm以内に収める必要があります。これを超えると超過料金が発生し、159cm~203cmの場合は10万ウォン、203cm~292cmの場合は20万ウォンが必要になります。
スーツケースを購入する際は、この基準を意識して選ぶことが重要です。一般的なLLサイズのキャリーケースでも、この基準内に収まることが多いため、通常の旅行であれば心配する必要はありません。
サイズオーバーの場合は、空港での測定時に超過料金を支払う必要があります。事前に自宅で測定しておくと、突然の出費を避けることができるでしょう。
空港での測定は、ハンドルやキャスターも含めた状態で行われます。収納時に伸びているハンドルは必ず格納し、キャスターの高さも含めて測定することが大切です。
重要なのは、サイズと重量の両方が基準を超えた場合、それぞれに対して超過料金が発生する点です。そのため、大きな荷物を持ち込む場合は、重量にも十分注意を払う必要があります。
荷物の事前決済で超過料金の支払いが簡単に
大韓航空の公式サイトでは、預け入れ荷物の超過料金を事前に支払うことができます。ログイン後、予約リスト内の[詳細を見る]から[その他]を選択すると、超過手荷物料金の支払いが可能です。
事前決済は、大韓航空の国際線航空券を持っている場合に限り利用できます。受託手荷物の超過個数について、最大3個分までの料金を支払うことができるため、多くの荷物を持ち込む予定がある場合は特に便利です。
マイレージを使用して支払うこともできます。本人のマイレージだけでなく、家族のマイレージも使用可能です。必要なマイレージ数は地域によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
事前決済を利用すると、空港でのチェックインがスムーズになります。また、支払い方法を事前に準備できるため、当日の手続きにかかる時間を短縮することができます。
超過料金の支払い確認は、チェックインカウンターで行われます。事前決済の証明書は必ず保管しておき、当日提示できるようにしておきましょう。
国際線の預け荷物基準は搭乗クラスで異なる

国際線の預け荷物基準は、搭乗クラスによって大きく異なります。ファーストクラスは32kgまでの手荷物を3個まで、プレステージクラスは32kgまでを2個まで、エコノミークラスは23kgまでを1個のみ無料で預けることができます。
ただし、ホノルル線など米州路線を利用する場合は例外があります。エコノミークラスでも23kgまでの手荷物を2個まで預けることができ、より多くの荷物を持ち込むことが可能です。
プレステージクラスとファーストクラスの場合、個数が増えるだけでなく、1個あたりの重量制限も32kgまで引き上げられます。長期滞在や多くの荷物が必要な場合は、この点も考慮に入れる価値があります。
搭乗クラスによる違いは重量だけでなく、サービス面にも表れます。上位クラスでは、手荷物の優先取り扱いなども行われ、より快適な旅行が可能になります。
無料手荷物許容量を超えた場合の超過料金は、どのクラスでも同じ基準が適用されます。事前に必要な容量を把握し、適切なクラスを選択することで、効率的な旅行計画を立てることができます。
預け荷物には入れられない禁止品目がある
大韓航空では、安全上の理由から特定の品目を預け入れ荷物に入れることができません。モバイルバッテリーや電子タバコなどのリチウムイオン電池を使用する製品は、預け入れ荷物としての持ち込みが禁止されています。
また、70度を超えるアルコール飲料、可燃性物質、圧縮ガス、有毒性のある殺虫剤や漂白剤なども、預け入れ荷物として持ち込むことはできません。これらは機内持ち込みも禁止されており、いかなる形でも輸送することができません。
貴重品、壊れやすい物、パソコンなどの精密機器も、預け入れ荷物として推奨されません。これらは機内持ち込み手荷物として携帯することが望ましいでしょう。
医薬品や液体の場合、預け入れ荷物として持ち込む際の量の制限はありません。ただし、放射性物質を含む医薬品は持ち込みが禁止されています。
海外旅行保険や貴重品の管理の観点からも、パスポートや現金、宝飾品などは預け入れ荷物に入れず、必ず機内持ち込み手荷物として携帯することが推奨されます。
乳幼児や小児の預け荷物は無料枠が追加
乳幼児や小児が同伴する場合、通常の手荷物許容量に加えて、追加の無料手荷物枠が設定されています。まず、小児の場合は大人と同じ手荷物許容量に加えて、折りたたみ式ベビーカー1台とチャイルドシート(またはバシネット)1台を無料で預けることができます。
乳幼児の場合、3辺の合計が115cm以下で重量が10kg以下の手荷物1個に加えて、折りたたみ式ベビーカー1台とチャイルドシート(またはバシネット)1台が無料で認められています。これらは通常の手荷物枠とは別枠での対応となります。
これらの追加手荷物は、乳幼児や小児の快適な旅行のために必要不可欠なものとして認められています。ベビーカーは搭乗口まで使用することもでき、到着時には搭乗ゲート前で受け取ることができます。
ただし、空港によっては到着時にベビーカーを搭乗口まで届けられない場合もあります。その場合は、手荷物受取場所での受け取りとなりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
この特別な手荷物許容量は、子連れ旅行の負担を軽減する重要なサービスとなっています。子供用の必需品を余裕を持って持ち込むことができ、より快適な旅行が可能になります。
プレステージクラスは無料で32kgまで2個OK
プレステージクラス(ビジネスクラス)の利用者は、32kgまでの手荷物を2個まで無料で預けることができます。これはエコノミークラスの23kg1個と比べて、かなり余裕のある設定となっています。
また、機内持ち込み手荷物の重量制限も18kgまでと、エコノミークラスの10kgと比べて大幅に緩和されています。手荷物は2個まで持ち込むことができ、より多くの荷物を機内に持ち込むことが可能です。
預け入れ手荷物の大きさに関する制限は、エコノミークラスと同じく3辺の合計が158cm以内となっています。ただし、重量制限が32kgまで認められているため、より大きな荷物でも余裕を持って預けることができます。
プレステージクラスの手荷物サービスは、長期出張や家族旅行など、多くの荷物が必要な場合に特に重宝します。また、優先チェックインや優先手荷物取り扱いなどのサービスも提供されるため、スムーズな旅行が可能です。
手荷物の重量が32kgを超える場合は、プレステージクラスでも超過料金が発生します。ただし、基本の許容量が大きいため、通常の旅行であれば超過する心配は少ないでしょう。

まとめ:大韓航空の預け荷物超過料金は事前確認がカギ
最後に記事のポイントをまとめます。
- エコノミークラスの預け入れ手荷物は23kgまで1個が無料
- 超過料金は1個目が7万ウォン、2個目以降は10万ウォン発生
- サイズ超過は159cm~203cmで10万ウォン、203cm~292cmで20万ウォンの追加料金
- マイレージによる超過料金の支払いが可能
- 事前決済で最大3個分まで超過料金の支払いができる
- プレステージクラスは32kgまでの手荷物を2個まで無料
- ホノルル線はエコノミーでも23kgまで2個預け入れ可能
- 乳幼児・小児は追加の手荷物枠あり
- 2025年3月からモバイルバッテリーの新規制開始
- 預け入れ禁止品目は必ず確認が必要
- 液体物は預け入れ手荷物なら量の制限なし
- 機内持ち込み手荷物は合計10kgまでが基本