ソラシドエアを利用する際、スマートフォンやパソコンの充電環境が気になりますよね。調べてみると、ソラシドエアでは14機中1機のみに充電設備が搭載されていることが分かりました。この1機はJA813Xという機体で、座席下にUSBポートが設置されています。
ただし、その1機に当たる確率は低いため、事前の準備が重要になってきます。この記事では、ソラシドエアの充電環境の詳細や、空港での充電スポット、モバイルバッテリーの持ち込みルールまで、具体的な対策方法をご紹介します。
記事のポイント!
- ソラシドエアの機内充電設備の状況と見分け方
- 空港の充電スポットの場所と利用方法
- モバイルバッテリーの持ち込みルールと注意点
- 快適に機内で過ごすための事前準備のポイント
ソラシドエアで充電ないって本当?搭乗前に知っておくべき充電環境
- ソラシドエアのUSB充電は1機体(JA813X)のみ利用可能
- 充電できる機体の見分け方は座席とタブレットホルダーがポイント
- USB電源は座席下に4ポート完備で3人に1台ずつ充電可能
- 充電機を忘れた場合は空港のレンタルや充電スポットが便利
- 機内Wi-Fiは全機体で利用不可だがエンターテインメントサービスあり
- 機内での電子機器利用は離陸後から着陸態勢まで可能
ソラシドエアのUSB充電は1機体(JA813X)のみ利用可能
ソラシドエアが保有する14機の航空機のうち、充電設備があるのは1機だけです。その機体は「JA813X」という登録番号を持つボーイング737-800型機になります。
この機体は国際線運航にも対応できるよう、2018年10月に導入された新造機です。長時間のフライトでも快適に過ごせるよう、機内設備の充実が図られています。
ただし、運航状況では機体番号が事前に公開されていないため、搭乗するまでどの機体なのか分からないのが現状です。
搭乗前から充電環境に頼ることは難しく、事前の準備が重要になってきます。特に長時間のフライトを予定している場合は、モバイルバッテリーなどの準備をお勧めします。
また、JA813X以外の機体には充電設備がないため、13/14の確率で充電設備のない機体に搭乗することになると考えられます。
充電できる機体の見分け方は座席とタブレットホルダーがポイント
JA813Xには、他の機体と異なる2つの特徴があります。これらの特徴を知っておけば、搭乗時に充電設備の有無を確認できます。
1つ目の特徴は、座席がレザー素材を使用していることです。他の機体は布素材で柄が入っているため、一目で見分けることができます。
2つ目の特徴は、座席前にタブレット端末を固定できるホルダーが設置されていることです。これは国際線用の機体として導入された際に、長時間フライトでの動画視聴などを想定して設置されたものです。
機内に入ってこれらの特徴を確認できれば、充電設備が利用可能だと判断できます。特にレザー素材の座席は搭乗時に一目で分かりやすい目印となります。
なお、これらの特徴は充電設備の有無を確認する手がかりとして重要ですが、必ずしも全ての機体で統一されているわけではありません。
USB電源は座席下に4ポート完備で3人に1台ずつ充電可能
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JA813Xの充電設備は、座席下に設置されているUSBポートです。3席に対して4つのポートが用意されており、1人1台以上のデバイスを充電することができます。
USBポートの位置は座席の下部にあるため、充電コードは長めのものを持参すると使いやすいでしょう。短いコードだと本体の置き場所に困る可能性があります。
このUSB電源は、タブレット端末の充電にも対応しています。一般的なUSB充電ポートは1A(アンペア)程度ですが、JA813Xの充電ポートは2A以上の出力があり、タブレットの充電が可能です。
ただし、一部機種では充電できない場合もあるため、長時間のフライトではバッテリー残量に余裕を持って搭乗することをお勧めします。
データの保護の観点から、USBポートを使用する際はデータのバックアップを取っておくことが推奨されています。
充電機を忘れた場合は空港のレンタルや充電スポットが便利
充電器を忘れてしまった場合や、事前に充電が必要な場合は、以下の3つの対応方法があります。
1つ目は、空港に設置されている「チャージスポット」でモバイルバッテリーをレンタルする方法です。空港で借りて機内で使用し、到着後に返却することができます。
2つ目は、空港内の無料充電スポットを利用する方法です。主要な空港には複数の充電スポットが設置されており、多くの場合無料で利用できます。例えば羽田空港には24か所のチャージスポットがあります。
3つ目は、空港の売店でモバイルバッテリーを購入する方法です。ただし、保安上の理由から搭乗ロビー内では販売していないため、手荷物検査前に購入する必要があります。
時間に余裕を持って空港に到着し、これらの設備を利用することで、充電切れの心配なく搭乗することができます。
また、搭乗前の充電場所は、各空港のインフォメーションカウンターで確認することもできます。
機内Wi-Fiは全機体で利用不可だがエンターテインメントサービスあり
ソラシドエアでは、全ての機体で機内Wi-Fiサービスは提供されていません。しかし、その代わりに「ソラタイム」という機内エンターテインメントサービスを無料で提供しています。
このサービスでは、動画や音楽、フライトマップなどのコンテンツを、お客様自身のスマートフォンやタブレットで楽しむことができます。
ただし、長時間の視聴はバッテリーを消費するため、充電設備のない機体では注意が必要です。機内エンターテインメントの利用時間を考慮してバッテリー管理をすることをお勧めします。
また、機内での動画視聴時は、イヤホンやヘッドホンの使用が推奨されます。他のお客様への配慮も大切です。
これらのサービスは全ての機体で利用可能ですが、一部のコンテンツは路線によって異なる場合があります。
機内での電子機器利用は離陸後から着陸態勢まで可能
電子機器の使用については、「離陸のため航空機のドアが閉まった時」から「着陸後の滑走が終了する時」まで、航空機外の設備と無線通信を行わない状態であれば常時使用できます。
特に携帯電話は、電源をOFFにしても定期的に電源がONになり位置情報等を知らせる機能がある場合があります。そのような機能がある場合は、搭乗前に「完全電源OFF」機能を使用するか、設定を解除した後、主電源を切る必要があります。
なお、電子たばこなどの充電行為は機内では禁止されています。これは他のお客様の快適性を損ねる恐れがあるためです。
また、Bluetooth接続については、通信用の電波を発信しない状態(機内モード)であれば、電子機器同士の接続は常時可能となっています。
電子機器の利用ルールを守ることで、快適なフライトを楽しむことができます。
ソラシドエアの充電ない問題を解決する事前準備と対策
- モバイルバッテリーの機内持ち込みは条件付きで可能
- 機内持ち込み可能なモバイルバッテリーの容量制限を確認
- 空港の充電スポットは各ターミナルに完備
- 搭乗前にフル充電しておくのがベストな対策
- 長時間フライトは予備バッテリーの準備がおすすめ
- まとめ:ソラシドエアは充電ない機体が多いが対策方法は複数あり
モバイルバッテリーの機内持ち込みは条件付きで可能
モバイルバッテリーは機内への持ち込みが可能です。ただし、リチウムイオン電池を含むため、安全性の観点から持ち込み条件が設けられています。
持ち込み可能なモバイルバッテリーは、ワット時定格量が100Wh以下であれば個数制限なく持ち込むことができます。また、100Whを超え160Wh以下の場合は2個までの持ち込みが認められています。
ただし、160Whを超えるモバイルバッテリーは持ち込みが禁止されています。機内での火災事故防止のため、この制限は厳格に運用されています。
モバイルバッテリーを持ち込む際は、ショートを防ぐためにビニール袋に入れるなど、個別に保護する必要があります。
なお、乾電池やニッケル水素電池など、リチウムを含まない電池については制限なく持ち込むことができます。
機内持ち込み可能なモバイルバッテリーの容量制限を確認
モバイルバッテリーのワット時定格量は、以下の計算式で確認することができます。
ワット時定格量(Wh)=定格容量(Ah)×電圧(V)です。
多くのモバイルバッテリーはmAh表示となっているため、1000で割ってAhに換算する必要があります。例えば35,000mAhの場合、35Ahとなります。
電圧が4Vの場合、35Ah×4V=140Whとなり、この場合は160Wh以下なので2個まで持ち込み可能です。
容量の確認が難しい場合は、航空会社に事前に確認するか、「航空機内持ち込み可能」と明記された製品を選ぶことをお勧めします。
また、預け入れ荷物にモバイルバッテリーを入れることは禁止されているため、必ず機内持ち込み手荷物として携帯する必要があります。
空港の充電スポットは各ターミナルに完備
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主要な空港には、複数の充電スポットが設置されています。例えば羽田空港では、24か所のチャージスポットが利用可能です。
各空港の充電スポットは、搭乗ゲート付近や出発ロビーなど、利用しやすい場所に設置されています。多くの場合、座席に電源コンセントが備え付けられています。
羽田空港の場合、地下1階の第5案内所や、地上2階の第1、第2案内所付近にも充電設備があります。搭乗ゲート近くには充電可能な椅子やテーブルも用意されています。
各地方空港でも、例えば福岡空港では1階に3か所、2階に10か所の充電スポットが設置されています。那覇空港でも各フロアに充電設備が完備されています。
ただし、混雑時は利用できない場合もあるため、余裕を持って空港に到着することをお勧めします。
搭乗前にフル充電しておくのがベストな対策
搭乗前の充電対策として、自宅や会社で事前に機器をフル充電しておくことが最も確実な方法です。特にJA813X以外の機体には充電設備がないため、この準備は重要です。
機内での電子機器の使用は、離陸後から着陸態勢に入るまでの間可能です。この時間を考慮して、必要な充電量を確保しておく必要があります。
特にソラシドエアでは無料の機内エンターテインメントサービス「ソラタイム」を提供しているため、動画視聴などでバッテリーを消費する可能性があります。
また、到着後の予定も考慮して、十分な充電量を確保しておくことをお勧めします。特に出張などの場合は、すぐに充電できる環境がない可能性もあります。
なお、機内では電子たばこなどへの充電は禁止されていますので、これらの機器も事前の充電が必要です。
長時間フライトは予備バッテリーの準備がおすすめ
長時間のフライトでは、予備のモバイルバッテリーを持参することをお勧めします。特に仕事でパソコンを使用する場合や、エンターテインメントを楽しむ場合は重要です。
モバイルバッテリーは160Wh以下であれば2個まで持ち込めるため、容量の大きいものを2個持参することで、十分な予備電力を確保できます。
ただし、モバイルバッテリーは預け入れ荷物には入れられないため、必ず機内持ち込み手荷物として携帯してください。セキュリティチェックの際に確認される場合もあります。
また、充電ケーブルは座席下のUSBポートに届く長さのものを用意すると便利です。特にJA813Xに搭乗できた場合に備えて準備しておくと良いでしょう。
なお、国際線対応を想定して導入されたJA813Xは、長時間フライトでの使用を考慮して設計されています。
まとめ:ソラシドエアは充電ない機体が多いが対策方法は複数あり
最後に記事のポイントをまとめます。
- ソラシドエアの充電設備は14機中1機(JA813X)のみに搭載
- 充電設備のある機体はレザーシートとタブレットホルダーが特徴
- USB電源は3席に4ポート設置で十分な数を確保
- 搭乗前の機器のフル充電が最も確実な対策
- モバイルバッテリーは160Wh以下なら2個まで持ち込み可能
- 主要空港には複数の充電スポットを完備
- チャージスポットでのモバイルバッテリーレンタルも可能
- 機内Wi-Fiはないが無料のエンターテインメントサービスを提供
- 電子機器は離陸後から着陸態勢までは使用可能
- 長時間フライトは予備バッテリーの準備を推奨
- USB充電は2A以上でタブレットにも対応
- 充電ケーブルは長めの物を準備すると便利