ソラシドエアを利用する際、手荷物の持ち込み方法で迷う方は多いのではないでしょうか。特にリュックサックは、機内持ち込み手荷物として認められるのか、それとも預け入れ荷物として扱われるのか、判断に困ることがあります。
ソラシドエアでは、身の回り品としてのリュックサックに加えて、3辺の合計が115cm以内のお手荷物1個を機内に持ち込むことができます。ただし、合計重量は10kgまでという制限があり、機内の収納スペースの状況によっては預け入れを求められる場合もあるため、事前に正確なルールを把握しておく必要があります。
記事のポイント！
- リュックサックを含む機内持ち込み手荷物の具体的なサイズと重量制限
- 身の回り品として認められる手荷物の範囲と条件
- 機内持ち込み手荷物と預け入れ荷物の使い分け方
- 機内での手荷物の正しい収納方法と注意点
ソラシドエアでリュックを手荷物として持ち込む方法と注意点
- リュックは身の回り品として機内持ち込み可能
- 機内持ち込みリュックのサイズ制限は3辺合計115cm以内
- 持ち込み手荷物の重量制限は合計10kgまで
- リュック以外の身の回り品も同時に持ち込める
- 機内での収納場所は座席上か足元
- サイズオーバーの場合は預け入れ荷物として対応
リュックは身の回り品として機内持ち込み可能
ソラシドエアでは、リュックサックはハンドバッグやカメラ、傘などと同様に身の回り品として扱われます。機内持ち込み手荷物1個とは別に、身の回り品として持ち込むことが可能です。
実際の運用では、手荷物1個に加えてリュックサック、コンビニ袋、お土産の紙袋なども持ち込めることが多く、身の回り品については比較的柔軟な対応がなされています。
ただし、機内での収納スペースには限りがあるため、できるだけコンパクトにまとめることをお勧めします。また、貴重品やパソコン、カメラなどの壊れやすいものは、必ずリュックに入れて機内に持ち込むようにしましょう。
預け入れ荷物に入れてはいけない貴重品には、現金、貴金属、宝石類、有価証券、美術品、骨董品などの高価品、時計、カメラ、パソコンおよび周辺機器、ガラス製品などが含まれます。
重要な書類や電子データ、スマートフォン、旅券など旅行に必要な身分証明書、カード類、金券、通帳、小切手、定期券、鍵、形見、薬なども預け入れ荷物には入れず、リュックに入れて機内に持ち込むようにしましょう。
機内持ち込みリュックのサイズ制限は3辺合計115cm以内
機内持ち込み手荷物として認められるサイズは、3辺の合計が115cm以内（幅55cm×高さ40cm×奥行25cm以内）と定められています。この規定は、身の回り品として持ち込むリュックサックにも適用されます。
サイズを超える手荷物は保安検査場を通過できず、預け入れ手荷物として扱われることになります。特に混雑時期には、他の乗客への配慮からも、事前に預け入れ手続きを済ませておくことをお勧めします。
規定のサイズ内であっても、搭乗便の状況によっては機内に収納できない場合があります。その場合は、スタッフの判断により受託手荷物として預かられることがあります。
航空機の機種によって収納スペースが異なるため、特に大きめのリュックを使用する場合は、余裕を持って空港に到着し、必要に応じて預け入れ対応ができるよう準備しておくとよいでしょう。
リュックのサイズを測る際は、外側のポケットや突起物も含めた最大寸法で計測します。伸縮性のあるリュックの場合は、荷物を詰めた状態での寸法が規定内に収まるよう注意が必要です。
持ち込み手荷物の重量制限は合計10kgまで
ソラシドエアでは、身の回り品を含めた機内持ち込み手荷物の合計重量は10kgまでと定められています。これはリュックサックも含めた総重量の制限となります。
パソコンやモバイルバッテリー、デジタルカメラ、化粧品など、意外と重量のある物を持ち込む場合は特に注意が必要です。10kgという制限は、一見余裕があるように感じられますが、電子機器類を多く持ち込む場合はすぐに超過してしまう可能性があります。
重量オーバーが判明した場合は、預け入れ荷物として受付する必要があります。ただし、貴重品や壊れやすいものは預け入れできないため、これらの物は10kg以内に収まるよう、持ち込む物を調整する必要があります。
機内での使用頻度が低い物は、あらかじめ預け入れ荷物に回すことをお勧めします。預け入れ荷物は1人20kgまで無料で受け付けており、超過した場合でも追加料金を支払えば最大100kgまで預けることができます。
特に長時間のフライトでは、手元に置いておきたい物を優先的にリュックに入れ、それ以外の物は預け入れ荷物に入れる等、効率的な荷物の仕分けを心がけましょう。
リュック以外の身の回り品も同時に持ち込める
ソラシドエアでは、リュックサック以外にもハンドバッグ、カメラ、傘などの身の回り品を同時に持ち込むことができます。ただし、これらの身の回り品も含めた総重量が10kg以内という制限は守る必要があります。
お土産や飲み物、軽食なども機内に持ち込むことができます。保安検査後に購入したお土産は、通常の手荷物としてカウントされることなく、追加で持ち込むことが可能です。
ただし、加熱式弁当や発熱剤が入った食品は危険物扱いとなり、持ち込むことができません。また、周囲への配慮から、匂いの強い食べ物は避けることをお勧めします。
液体類の持ち込みについては、国内線の場合は特に制限がありません。ペットボトル飲料や水筒の中身、化粧水なども自由に持ち込むことができます。ただし、アルコール類については度数24%～70%のものは、持ち込みと預け入れを合わせて1人5リットルまでという制限があります。
電子機器については、スマートフォンやノートパソコン、タブレットなどのリチウムイオン電池内蔵機器は機内持ち込み可能です。モバイルバッテリーは預け入れができないため、必ず機内に持ち込む必要があります。
機内での収納場所は座席上か足元
機内に持ち込んだリュックサックや手荷物は、座席上の収納棚か前の座席の下に収納する必要があります。通路や非常口付近、膝の上などに置くことは法令で禁止されています。
座席上の収納棚に荷物を入れる際は、開けた時に滑り落ちないよう、しっかりと収納する必要があります。手荷物の落下は、お客様自身や他の乗客が負傷する危険があります。
前の座席の下に荷物を置く場合は、確実に収納してください。ただし、スクリーン前や隔壁前など、前に座席のない席では足元に手荷物を置くことができません。
水筒やペットボトルなど、水漏れの恐れがある物は収納棚からこまめに取り出すようにしましょう。また、機内で使用する予定のない物は、できるだけ預け入れ荷物として預けることをお勧めします。
収納スペースには限りがあるため、他の乗客との共有を考慮し、できるだけコンパクトに収納することを心がけましょう。特に満席便の場合は、収納スペースの確保が難しくなる可能性があります。
サイズオーバーの場合は預け入れ荷物として対応
規定のサイズや重量を超えるリュックサックは、預け入れ荷物として受付することになります。預け入れは出発30分前までに済ませる必要があり、ソラシドエアのカウンターではなく、ANAの手荷物カウンターで手続きを行います。
預け入れ荷物は、3辺の合計が203cm以内であれば受け付けが可能です。1人あたり20kgまでは無料で預けることができ、それを超える場合は超過料金を支払えば最大100kgまで預けることができます。
羽田空港、福岡空港、那覇空港では、ANA自動手荷物預け機を利用することもできます。ただし、自動預け機で預けられる荷物のサイズには制限があり、横80cm×縦75cm×奥行45cm以内という条件があります。
貴重品や壊れやすい物は預け入れ荷物に入れないようにしましょう。また、預け入れ荷物が破損した場合の賠償限度額は、価額申告のない場合、1人あたり15万円までとなっています。
預け入れ後は手荷物引換証が発行されます。到着後は引換証と手荷物タグの番号を照合して受け取りますが、類似した形状の手荷物が多いため、取り違えには十分注意が必要です。
ソラシドエアの手荷物とリュックに関する詳細情報
- 預け入れ荷物は20kgまで無料で対応可能
- 手荷物の預け入れ時間は出発30分前まで
- お土産や食べ物の機内持ち込みルール
- 液体物の持ち込み制限について
- 貴重品はリュックに入れて機内持ち込みを推奨
- ベビーカーは無料で預け入れ可能
- まとめ：ソラシドエアのリュックを含む手荷物ルール完全ガイド
預け入れ荷物は20kgまで無料で対応可能
ソラシドエアでは、1人あたり20kgまでの手荷物を無料で預けることができます。預ける荷物の個数に制限はありませんが、1個あたりの重量は32kgまでという制限があります。
預け入れ可能な荷物のサイズは、3辺の合計が203cm以内と定められています。20kgを超える荷物は、超過料金を支払えば最大100kgまで預けることが可能です。
羽田空港、福岡空港、那覇空港では、自動手荷物預け機が利用できます。ただし、自動預け機で預けられる荷物は、横80cm×縦75cm×奥行45cm以内のものに限られます。
ゴルフバッグやスキー板、サーフボードなどの長尺物は、最大320cmまで預けることができます。ただし、3辺の合計が203cmを超える場合は、事前にソラシドエア予約・案内センターへの連絡が必要です。
また、預け入れ後の荷物が破損した場合、価額申告のない手荷物の賠償限度額は1人あたり15万円までとなっています。実際の価格が15万円を超える場合は、従価料金制度を利用することができます。
手荷物の預け入れ時間は出発30分前まで
手荷物の預け入れは、出発予定時刻の30分前までに完了する必要があります。ソラシドエアのカウンターではなく、ANAの手荷物カウンターで預け入れの手続きを行います。
羽田空港、福岡空港、那覇空港では、ANA自動手荷物預け機を利用できます。ただし、サイズオーバーの荷物やスポーツ用品、ペットなどは自動預け機を利用できないため、手荷物カウンターでの手続きが必要です。
中部国際空港と石垣空港では、手荷物タグ発行機でタグを発行した後、所定の場所で預け入れることができます。ただし、スキー用品やサーフボード、ペットなどは手荷物カウンターでの手続きが必要です。
なお、預けた手荷物を目的地で受け取る際は、手荷物引換証と手荷物タグの番号を照合して確認します。類似した形状の手荷物が多いため、取り違えには十分な注意が必要です。
羽田空港では保安検査場AとB側に設置されている自動手荷物預け機、またはANA手荷物カウンターの利用が推奨されています。混雑時は、余裕を持って空港に到着することをお勧めします。
お土産や食べ物の機内持ち込みルール
ソラシドエアでは、お弁当やサンドイッチなどの軽食、お菓子、お土産を機内に持ち込むことができます。保安検査後に購入したお土産についても、追加で持ち込むことが可能です。
ただし、加熱式弁当や発熱剤が入った食品は危険物として扱われるため、機内への持ち込みはできません。また、沖縄県および奄美群島からのサツマイモ（公的に消毒されたものを除く）や、未検査のカンキツ類の苗木なども持ち込みが規制されています。
飲み物については、ペットボトル入りの飲料や水筒に入れた飲み物も持ち込むことができます。アルコール飲料については、度数が24%～70%のものは、持ち込みと預け入れを合わせて1人5リットルまでという制限があります。
破損しやすいガラス瓶入りのお土産品などは、できるだけ機内に持ち込むことをお勧めします。ただし、全ての手荷物は座席上の収納棚か前の座席の下に収納する必要があり、通路や膝の上には置けません。
お土産の持ち込みについて不安がある場合は、快速宅空便サービスを利用することもできます。当日配送なら1個2,000円でホテルまで、翌日配送なら1個1,000円で自宅などに配送することができます。
液体物の持ち込み制限について
ソラシドエアの国内線では、液体物の持ち込みに関して特別な制限はありません。ペットボトル飲料や水筒の中身、化粧水なども自由に持ち込むことができます。
化粧品や化粧水、スキンケア用品については、1つの容器に入っている容量が500gまたは500ml以下であり、1人あたり2kgまたは2リットルまでという制限があります。小分け容器を活用すれば、必要な分だけ持ち込むことも可能です。
ヘアスプレーや制汗スプレー、虫よけスプレー、冷却スプレーなども持ち込み可能です。ただし、引火性ガスを使用したスプレー類は持ち込みができません。「火気と高温に注意」という表示がある場合は、機内持ち込みも預け入れもできません。
アルコール飲料については、度数24%～70%のものは持ち込みと預け入れを合わせて1人5リットルまでという制限があります。70%を超えるアルコール飲料は発火の可能性があるため、持ち込みも預け入れもできません。
機内での使用頻度が高い液体類は手元に置き、それ以外は預け入れ荷物に入れるなど、効率的な荷物の仕分けを心がけましょう。また、水漏れの可能性がある容器は、収納棚に入れる際に特に注意が必要です。
貴重品はリュックに入れて機内持ち込みを推奨
貴重品は必ずリュックに入れて機内に持ち込むようにしましょう。預け入れ荷物に入れてはいけない貴重品には、現金、貴金属、宝石類、有価証券、美術品、骨董品などの高価品が含まれます。
また、時計、カメラ、パソコンおよび周辺機器、ガラス製品なども預け入れは避けるべきです。書類やデータ、スマートフォン、旅券などの身分証明書類、カード類、金券、通帳、小切手、定期券、鍵、形見、薬なども機内持ち込みが推奨されます。
モバイルバッテリーやリチウムイオン電池が内蔵された電子機器は、機内への持ち込みが必須です。これらは預け入れができないため、必ずリュックなどの手荷物に入れて持ち込む必要があります。
価額申告のない手荷物の賠償限度額は1人あたり15万円までとなっています。実際の価格が15万円を超える貴重品がある場合は、機内持ち込みを強くお勧めします。
なお、貴重品を入れたリュックは常に目の届く場所に置き、機内での管理には十分注意を払いましょう。特に、離席時には貴重品の管理に気を配る必要があります。
ベビーカーは無料で預け入れ可能
ベビーカー、ゆりかご、チャイルドシートは、他の手荷物とは別に無料で預けることができます。これらは、お客様自身が使用する場合に限り、無料での預け入れが可能です。
自動手荷物預け機ではベビーカーを預けることができないため、ANA手荷物カウンターでの手続きが必要となります。混雑時期は特に余裕を持って空港に到着することをお勧めします。
預け入れたベビーカーは、到着時にターンテーブルで受け取ることができます。ただし、他の手荷物と同様に、取り違えには十分な注意が必要です。
長距離の移動や空港内での移動が多い場合は、コンパクトに折りたためるベビーカーを選ぶと便利です。また、機内での着席時に必要な小物類は、別途リュックなどに入れて持ち込むことをお勧めします。
なお、ベビーカー以外のベビー用品については、通常の手荷物規定が適用されます。おむつや着替え、ミルクなど機内で必要なものは、リュックなどの手荷物に入れて持ち込むようにしましょう。
まとめ：ソラシドエアのリュックを含む手荷物ルール完全ガイド
最後に記事のポイントをまとめます。
- リュックは身の回り品として機内持ち込み可能で、手荷物1個とは別にカウント
- 機内持ち込み手荷物は3辺合計115cm以内、総重量10kgまでが条件
- 預け入れ荷物は1人20kgまで無料、3辺合計203cm以内
- 貴重品や壊れやすい物は必ず機内持ち込みが必要
- お土産や軽食、飲み物は基本的に機内持ち込み可能
- 預け入れは出発30分前までにANA手荷物カウンターで実施
- 主要空港では自動手荷物預け機が利用可能
- ベビーカーは無料で預け入れ可能
- モバイルバッテリーは必ず機内持ち込みが必要
- 加熱式弁当や引火性のあるスプレーは持ち込み不可
- 手荷物は必ず座席上か足元の収納スペースに保管
- 破損しやすい荷物は機内持ち込みを推奨
- 快速宅空便サービスで手荷物を直接配送することも可能
